私の本業でほぼ毎日何かしらに使うマキタのバッテリー。
私が使うのはほぼほぼ18Vなんですが、18Vの6Ahだと実売価格で1個13000~16000円くらいするんですよね。
私にとっちゃめっちゃ高いわけです。
今回はマキタの互換バッテリーを実際使ってみてどうなのか純正バッテリーと比べてどうなのか、
私の経験を書いときます。
(以降は全て18V6Ahの話です)
とりあえず結論は コスパ神
です。
マキタの互換バッテリーを使い始めて3年くらいたちますが、総評としては「もうこれでいい」です。
ただこれを使う人はちょっと気を付けて欲しい。
互換バッテリーは容量詐称や発火などネガティブな情報もありますが、
互換バッテリーを使うにはいくつかのちょっとしたコツがあります。(私的に)
私の経験から得たこのコツを1つづつ紹介していこうと思います。
まず私の経験
バッテリーは大概突然ダメになります。
充電が切れ、充電器にセットすると充電不可となりどうにもこうにもならなくなります。
原因としては、大体過放電かセルアンバランスという状態です。
私はいろんなパターンでバッテリーの突然死を経験しています。
1、やっちゃダメなことをして、過負荷にてことごとくバッテリーが終わる。
具体的にはドリルにΦ180のホールソーをセットし十数ヵ所の穴開けをしました。
画像はΦ160ですが、私が使っているドリルはΦ170までしか対応していないので、かなり負荷を掛けました。
十数ヵ所開けるのに、互換バッテリーが3個ダメになりました。
2、そんなに負荷を掛けていないはずなのに終わる
ワークライトのような、負荷の少ない工具を使っていたのですが、
充電が切れたと思って充電器にセットすると充電不可となり使えなくなりました。
3、なんかしらんけど終わる
これはもうある日ある時突然です。
いきなり充電不可です。
全然ダメじゃんと思うかもしれませんが、これが互換バッテリーです。リスクはあります。
だから安い
互換バッテリーはバッテリーセル(バッテリーのケースの中には単3乾電池みたいのが10本入っている)の電圧のバラつきや、保護回路が純正品に比べてショボいワケです。
これが互換バッテリーが安価である最たる理由です。
これまでの経験で得たコツとは
ここでいままで私が数種類のマキタ互換バッテリーを使ってきて得たコツというものを紹介しようと思うのですが、
まず
1、優良なバッテリー選び
一口にマキタの互換バッテリーといっても、調べるといろんなメーカーから似たような価格でたくさんの互換バッテリーが売られており、何がいいのかわからないと思いますが、大概性能は一緒です。
バッテリーの保護回路が手抜きで、容量も詐称されてます。
18Vのバッテリーの中には10本のバッテリーセルが内蔵されており、純正品の基板では、一本一本それぞれのバッテリーセルの電圧を監視する回路になっています。
これが個別に監視されていない回路になっていると、一本のセルだけ異常に充電されたり放電されたりすることにより、全体のセルバランスが取れなくなり、使用不可、最悪発火などに繋がります。
容量については純正バッテリーの場合、放電可能なのがおそらく5.8Ah付近だと思われますが、互換バッテリーは4Ah以下のものが多いです。
全然6Ahなんて無いです。
しかしなかには、純正バッテリーほどとまではいかないものの、5Ahほどの容量があり、
セルも個別監視されている基板を使っているものもあります。
その1つがこのバッテリーです。
2023/4月の時点では私が使っているものの新モデルが出てるようで、上記がそれです。
このバッテリーは下のyoutuberさんが実際にバッテリーを分解し、検証しています。
このチャンネルでは他にも互換バッテリーや互換工具等の検証をしているので、興味がある人にはおすすめです!
マキタの互換バッテリーを調べると、似たようなものが多く悩むかもしれませんが、
購入を検討している場合は、よく調べて優良な互換バッテリーを探しましょう!
2、過剰な負荷を掛けない
優良な互換バッテリーといえど、性能は純正バッテリーには劣ります。
あまり高い負荷がかかる工具への使用は、避けられるなら避けた方が無難です。
例としては、ドリルやグラインダー等ですね。
私は純正のバッテリーも数個所有しているので、ドリル等に使うときは出来るだけ純正バッテリーを使うようにしています。
以前Waitleyじゃない互換バッテリーでドリルに使用し、連続3個ダメにしたので。
今はWaitleyのバッテリーを使うことも度々あるのですが、Waitleyのバッテリーでは今のところは異常があったことはありません。
3、急速充電しない
マキタの互換バッテリーで純正を越える性能のものはありません。
コストを落とすためには当然です。
今出回っている互換バッテリーに使われているバッテリーセルはほとんどマキタ純正の急速充電器に対応出来ません。
マキタの急速充電器は9A、もしくは12Aの高レート充電をします。
互換バッテリーのバッテリーセルが許容できるのはせいぜい良くて6A程度でしょう。
バッテリーと充電器の組み合わせによってはセルが許容できる3倍の電流を流し、個別監視されていない基板で充電されるわけですから、そりゃ発火もするわけです。
なのに互換バッテリーの底にはこんなラベルが貼られています。
この書き方じゃあ急速充電器で充電するでしょ。
もはやテロです。
互換バッテリーを充電するときは必ず互換充電器で充電するべきです。
MAX電流が3.5Aとかのならまず安心です。
フル充電するのに時間は掛かりますが、ほとんどの互換充電器には冷却ファンが付いてないし、ゆっくり充電した方が安心です。
互換バッテリーは安価なため、ほとんどの人は複数個セットで買うと思うので、充電時間は数でカバーしましょう。
それと、互換充電器はモノによっては充電時のメロディーの音程が、音感のある人には若干音痴に聴こえる気がしないでもないですがそれは我慢してください。
↑私が使っている充電器
個数を持ってると2口ないと不便ですね。
まとめ
互換バッテリーは、優良なものを選び、優しく使ってあげれば、
コスパ最高で、純正バッテリーと遜色なく使えます。
厳密には純正に比べると容量が若干少なかったりするのですが、正直バッテリーの持ちもパワーも、体感出来るほど変わりません。(個人の感想です。)
少なくとも私は純正、互換どちらもいろんな電動工具に使用して来ましたが、容量とパワーに関してはやっぱり純正の方がいいとか思ったことはありません。
容量が欲しい人は純正には無い9Ahのバッテリーなんてのもあります。
あと、互換バッテリーは価格が安いのでダメになった時の精神的ダメージが少なかったり、デザインが純正と違うので、人に間違えて持っていかれたりする心配があまりなくなるのもメリットっちゃあメリットですね。
互換品といえば、バッテリーではなく、本体の方も互換品がたくさんあって、これがまた侮れない性能なので、いずれ紹介したいと思います。
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