雪も溶け、暖かくなってきたこの試される大地。
暖かくなってくると、もれなく虫も出てくる大地なんですが、さっそくコイツらを見かけてしまいました。
全力で拳を叩きつけたい衝動に駆られますが、カメムシ達も懸命に生きているわけで、私はそっと優しくティッシュに包み、フルパワーで圧縮しました。
ウチの会社も中々に古くなってきて、カメムシが越冬できそうな隙間がたくさんあるんですよね。
きっと我が社の倉庫、事務所には膨大な数のカメムシ達がモゾモゾしてるんだろうなぁ。
あぁゾッとする。
近年本当にカメムシに悩まされていて、なんとかカメムシを寄せ付けないようにできないものかと色々調べ、寄せ付けないための具体的な対策や、カメムシ退治できる製品をみつけてきたので、カメムシに悩まされている同志にシェアしたいと思います。
カメムシが発生する時期
カメムシが活動する時期を調べてみましたが、北海道、本州共に6月から8月だとか9月から10月だとかいろいろあるんですが、4月中旬の時点で我が物顔で事務所のど真ん中を闊歩してやがるあたり、冬以外はいつでも遭遇するものと思います。
ただ、どの地方でも秋に越冬のため、活動が活発になり大量発生するのは共通のようです。
カメムシの生態
まず全国に分布するカメムシの種類も調べましたが、カメムシはカメムシなので、割愛します。
この記事を読んでいる人で、スコットカメムシは別にいいけどハサミツノカメムシは嫌とかいう人はいないと思うので。
生態を簡潔に挙げると
・寿命は約1年・卵から孵化まで1週間から10日
・最大で100個ほどの卵を産む、頼むからやめてくれ
・白い明るい色を好む
・枝豆や大豆などの豆類やニンジン、パセリ、コリアンダーなどのセリ科の植物を好む
・口はストロー状の吻で、植物や果実の汁などを吸っている
といった感じで、カメムシが吸汁した植物は変色して柔らかくなってしまったりと農作物等への被害もあるようです。
また、冬の間は家屋の中や、建物の隙間で越冬することが多いようで、朝晩の気温が10℃前後になると一斉に家屋に侵入するようになります。
私はこの隙間に大量のカメムシが潜んでいるのを知っています。
これは現場作業時に床などを汚さないように養生するシートなのですが、
以前にお客さんの家でこれを敷こうとしたら次々に隙間からポロポロとカメムシが出てきてうんざりしました。
カメムシが嫌がるもの
カメムシは
・ハッカ油
・ハーブやミント
・ヨモギや唐辛子
といった、においの強いものものを嫌います、クサいくせに。
カメムシが好むもの
カメムシは白い明るい色に寄ってきます。
数年前、車が並んで駐車されている中で、白い私の自家用車にばかり寄ってきて、車内にまで侵入され大変な目に遇いました。
そして今乗っている作業車は白のハイエースです。本当にありがとうございました。
そのほか住宅地で真っ白な外壁の家に大量のカメムシが張り付いているのを何度か見たことがあります。
カメムシの侵入経路
カメムシはどこから家の中に入ってくるんでしょうか。
住宅設備の仕事をしている私には思い当たる所がたくさんあります。
網戸や窓サッシなどのわずかな隙間はもちろん、基礎に換気口があれば容易に床下には侵入できます。
防虫対策の網が無い仕様の自然吸気口や換気扇のフード、エアコン室外機のドレンホースも虫の侵入経路あるあるで、こんな製品も売られてますが
バルサン エアコン排水ホース用 防虫剤練り込み キャップ (2個入)
配管の貫通穴も処理が甘ければカメムシは入り放題です。
いったん天井裏や床下にまで到達してしまえば、2㎜程度の隙間があればどこにでも入れるカメムシは配線や配管の貫通穴から部屋の中に侵入できます。
カメムシを寄せ付けないようにする方法
カメムシは相当に狭い隙間からでも侵入してくるので、家の隙間をなくして侵入を防ぐのには限度があります。
なので、如何に寄せ付けないようにするかが重要です。
草木などの植物を減らす
家の周りの雑草や落ち葉などはカメムシの住み処となり、卵を産み付けることもあるので、出来るだけ取り除きましょう。
カメムシが好むような植物を家庭菜園で育てている場合は、カメムシが嫌がるハーブなどを一緒にプランターなどに入れて置いておくといいでしょう。
明るい色の洗濯物は内側に並べる
カメムシは外で干してある洗濯物に寄り付きやすいです。
洗濯物は普通日当たりの良い所に干しますよね、日当たりがよく暖かくて白いシャツなんてのはカメムシの大好物です。
せっかく洗濯したのに取り込んだら一緒にカメムシが部屋に入ってきて、洗濯物があのニオイなんて、ちょっとした惨状です。
そんなことにならないように、出来るなら部屋干しが望ましいですが、外で干す場合は白い明るい色の洗濯物はカメムシに見つからないよう出来るだけ内側に隠しましょう。
忌避剤を使う
カメムシの嫌うハッカ油を使って、簡単に忌避剤を作ることが出来ます。
レシピは
・ハッカ油20.30滴
・無水エタノール10ml
・水90ml
の分量で、これを網戸や窓サッシなどに吹き付けます。
カメムシ以外の虫除けにもなり、消臭やデオドラントスプレーとしてなど色々使い道があります。
ところで執筆中ちょっと窓開けただけでこれです
カメムシ対策の市販品
私が調べた中で、口コミが多く、売れていそうなカメムシ対策の商品を紹介します。
まずは防御編、カメムシを寄せ付けないようにする商品は
カメムシの忌避剤を検索するとよく出てくる商品です。
使用方法はフック付きの不織布パックを近寄ってほしくない場所に吊り下げるだけ。
洗濯物を外で干すときに一緒に吊るすといいと思います。
効果範囲は直径1mとのこと。
効果のほどは、口コミを調べる限りではなんとも言えません。
効果がないとも絶大とも、意見が割れています。
ただ価格が安く、吊り下げるだけなので、ないよりはあった方がいいかも?
カメムシを寄せ付けないようにする商品で、殺虫効果はありません。
似たような商品にカメムシちゃんアウト、がありこちらも口コミ数は多いです。
カメムシ博士は刷毛で塗布するタイプの液状の薬剤です。
この商品は効果があるという口コミが圧倒的に多いです。
カメムシ博士には殺虫効果があり、商品の使用方法のところに、「塗布した箇所にカメムシがとまると死にます。」
Amazonの商品ページの商品説明の欄に「塗布上にとまると、殺虫成分を吸い込み神経が破壊され、やがて昇天します。」とかやたらアグレッシブなことが書かれてます。
害虫駆除のプロも愛用しているとのことで、カメムシ博士は結構効果が期待できそうです。
次に攻撃編、カメムシに出くわしてしまったときは
殺虫スプレーの中では口コミ数が多い商品です。
正直殺虫スプレーはどんなのでも効くと思うので、そんなに吟味することもないかと。
コスパ重視なら、ホームセンター等に売ってるパーツクリーナーでも瞬殺できますよ。
その他こんなのも
虫嫌いガチ勢の人向けですかね、少しでも虫に近寄りたくない人はこれでゲットするのはどうでしょう。
口コミにもこれでカメムシをゲットしてる人がいました。
絶対先端が臭くなると思いますが、各々で対策お願いします。
カメムシとの闘いに疲れてしまった人は
もう自分の力ではカメムシと闘い続けるのが難しいと思う人は、プロにお願いすることもできます。
私が調べた中でおすすめできそうな害虫駆除業者はこちら
まとめ
カメムシの屋内侵入を防ぐのは中々難しいです。
塞げる隙間は徹底して塞ぎ、如何にカメムシを寄せ付けないように工夫していくかが重要です。
隠れたり産卵出来そうな場所を減らすため、家の周辺の雑草や落ち葉の手入れをし、チープなネーミングの忌避剤を上手く使い、洗濯物の干し方にも気を遣わなければなりません。
なぜカメムシ相手にこんな苦労をしなければならないのか、カメムシとの闘いはいつ終わるのか、それは誰にもわかりません。
私はこれからもカメムシと闘い続け、有益な情報があれば、同胞達に情報を発信し続けます。
にほんブログ村
コメント